【妊娠週数別】実際に経験した体調の変化の記録(0〜27週まで掲載中)

妊娠中は目まぐるしく体調が変化して、日々驚きがあります。

また、他の妊婦さんと自分の状況を比べて一喜一憂してしまうこともあると思います。

この記事では、私自身が各妊娠週数で体験した体調の変化を記録することで、

「この週数にはこんな変化があるのか」

「自分以外にも同じ悩みを抱えている人がいたのか」

というように、一つの経験談として参考にしていただければと思い、書きました。

この記事はかなり長くなっています。以下の目次の各項目をクリックすると、該当の妊娠月数‧週数にジャンプできますよ。

妊娠月数‧週数別の体調の変化

それでは早速、私が体験した妊娠月数‧妊娠週数別の体調の変化をご紹介させていただきます。

なお、LMPやAUAなど、妊婦検診時のエコー写真や各種検査結果に出てくる英語2文字、3文字の略語の意味をこちらの記事にまとめています。もし気になる方がいたらあわせてお読み下さい。

妊娠1ヶ月目(0~4週目)の体調の変化

妊娠0~3週目

妊娠期間の計算では、最後の月経の初日を妊娠0日とカウントしますが、妊娠は排卵日(生理開始日の約14日後)の後にしか成立しないため、実際にはまだ妊娠していない期間も含んでいます。

妊娠0~3週目の間は特に体調の変化がありませんでした。

妊娠4週目

私の生理周期はほぼ28日周期だったため、妊娠4週目=次の生理の1週間前となります。普段であれば以下のような生理前症状が出始めます。

  • 生理の約1週間前頃から口や鼻の周りにニキビが出来始める。
  • 2−3日前になると眠気が強まり、夜電気を点けっぱなしで寝落ちしてしまう日がある。
  • 悲しかったり、イライラしたり、普段より感情的になってしまったと感じることがあると、翌日か翌々日に生理がくる。


しかし、妊娠が発覚した際には、これらの生理前症状とは違う以下の3つの症状が現れ始めました。

  • とにかく暑い
    普段平熱は35度台なのに、この頃は36度台後半から37度台の熱がありました。
  • だるい
    微熱があったせいもありますが、常にだるく、倦怠感がありました。
  • 眠い
    これは生理前症状と同じですが、普段は生理の2−3日前から急激に眠くなり始めるのに、この時は生理予定日の1週間ほど前から常に眠い状況が続いていました。

妊娠2ヶ月目(5~7週目)の体調の変化

妊娠5週目

妊娠5週目は、本来であれば生理がくるはずの週ですが、開始日は1−3日ずれることもあったので、自分が妊娠しているのかしていないのか半信半疑という状態でした。この頃感じていた体の変化は以下の2つです。

  • すぐお腹がいっぱいになる
    ある日ランチで大好きな日本食の定食を食べに行ったのですが、3口程食べただけで満腹になってしまいました。量はそんなに食べていないはずなのに、食後もスカートが窮屈に感じ、しばらく気持ち悪さが続きました。
  • トイレに行く回数が増えた
    もともとトイレに行く回数が少なかったのですが、この頃から少しトイレが近くなり、2~3時間に1回行くようになりました。

妊娠超初期症状の詳細はこちらの記事にもまとめています。

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生理開始予定日の1週間後の日の朝に、妊娠検査薬を使用したところ、陽性の反応がありました。

この頃仕事がピークに忙しく、出張があったり、日をまたいで仕事をしたりすることもしばしばだったので、妊娠検査薬で陽性が出て以降は、赤ちゃんに対して「ちゃんと寝れなくてごめんねー」と思いながら仕事をしていました。

 

また、病院での妊娠確定前ではありましたが、お酒は飲まないようにしていました。

妊娠6週目

妊娠6週の1日目に、病院で初回の妊婦検診を受け、妊娠が確定しました。

(1回目の妊婦検診の様子を以下の記事で紹介していますので、よろしければお読みください。)

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妊娠が確定して、いよいよつわりが始まるのかと思いきや、6週目も4−5週目の延長という感じで、微熱‧だるさ‧眠気が続きました。

ドラマのように、吐き気を催してトイレに駆け込む、という経験はありませんでした。

また、別の変化として、妊娠前は慢性的な便秘に悩まされていましたが、妊娠発覚後、何故か快便になりました。

妊娠7週目

妊娠7週目に入って、食べ物の嗜好に変化がありました。

とにかくさっぱりしたものが食べたくなり、毎日緑の皮の種無しぶどうを食べるようになりました。
 

種無しぶどう

この頃は流産が怖くて、車に乗ることや高いところにあるものを取ろうとして背伸びをすること、重い荷物を持つことはなるべく控えるようにしていました。

もちろん胎動はまだないので、赤ちゃんが元気でいるかが不安で、毎日何度も熱を測っては、基礎体温が下がっていないか確認していました。

この頃の体温は36.2度~37度程度で推移していました。

少しでも熱が下がると「流産 兆候 体温 下がる」などと検索し、「流産したからと言ってすぐにつわりがなくなったり、体温が下がる訳でない。胎児が子宮に滞留していたら、子宮が妊娠が継続していると勘違いする場合もある」といった内容の記事を見つけて不安になる、というような日々を過ごしていました。

妊娠3ヶ月目(8~11週目)の体調の変化

妊娠8週目

妊娠8週目に入って、少しだけ「胃のムカつき」「軽い吐き気」の症状も出てきました。

これらの症状は常にある訳ではなく主に空腹時に発生していたため、母からは「食べづわりなのね」と言われていました。

特に、仕事が終わる前の2~3時間と、寝る前の1時間と、起きてすぐのタイミングで気持ち悪くなることが多かったです。

また、この頃から食欲が旺盛になってきて、常に食べ物のことを考えて生活していました。

特にラーメンやハンバーガー、フライドポテトなどのジャンクフードが食べたくて仕方ありませんでしたが、快便かつ体温も高くて代謝が良かったのか、この頃は何を食べても太らない無双モードでした。

今後つわりで会社を休むことがあるかもしれないと考え、直属の上司にだけはこのタイミングで妊娠の報告をしました。

妊娠9週目

私は、妊娠9週目につわりのピークを迎えました。

見た目の変化は全くと言っていいほどありませんでしたが、ご飯を食べるとすぐにお腹がパンパンになって気持ちが悪くなるため、ゆるめの服を着ることが多くなりました。

また、昼食後の眠気がひどく、その眠気のことを当時「抗えない眠気」と呼んでいました。

夕方の空腹時のムカつきや軽い吐き気も継続していて、この頃仕事の生産性は最悪でした。

引き続き種無しぶどうは手放せませんでしたが、少しずつ味に飽きてきていたため、マンゴー、キウイ、いちご、りんごなど手軽に食べれるあまずっぱいフルーツをローテーションで買っていました。

妊娠10週目

10週目の前半は引き続き微熱、風邪のようなだるさが続きましたが、後半になると、体のだるさが薄まり、早くもつわりが終息の兆しを見せはじめました。

早く終わり過ぎて、流産したのでは‧‧‧と逆に心配になってしまいました。

11週目

この週に帰省のため、飛行機による長距離移動(深夜便)をしたのですが、普段以上に足の血の巡りの悪さを感じました。

利用した航空会社はANAだったので、機内エンタテイメントにあるANAストレッチを実践していました。

妊婦さんは、エコノミー症候群になりやすいそうなので、注意が必要です。

4ヶ月目(12~15週目)の体調の変化

12週目

妊娠10週目に終わったと思ったつわりがぶり返してきました。主な症状は以下の3つです。

  • 食べづわり
    常に何か食べていないと気持ちが悪くて、仕事に集中できない状況になりました。飴を舐めたり、スタバのカフェラテ(低脂肪乳+ディカフェ)をちびちび飲んだりして、気を紛らわせていました。
  • 便秘によるお腹のはり
    妊娠発覚後無くなっていた便秘の症状が復活しました。2〜3日出ないこともあり、お腹が張って張って眠れない日もあるほどでした。対策としては、ヤクルトカロリーハーフを1日1本飲むこと、朝イチで冷たい水を飲むこと、早起きをして朝食やトイレに十分な時間を作ることを意識していました。
  • 歯磨きつわり
    歯磨き粉をつけた歯ブラシをくわえると、おえっとむせてしまうことが出てきました。
    そのため、対策として電動歯ブラシや水で洗う器具を買いました。Philipsの電動歯ブラシは、ブラシ部分が小さく歯磨き粉なしでもツルツルになるので、毎日使っています。
    小さめの歯ブラシで歯磨き粉なしで念入りに磨く→デンタルフロス→リステリントータルケアという流れだと、おえっとなることも少なく、さっぱりすることができました。
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13週目

13週目も12週目と同じつわりの症状が続きました。特に歯磨きつわりが辛く、一度だけ歯磨きをしている途中で、洗面台に吐いてしまいました。(妊娠中に吐いたのは、後にも先にもこの1回だけです)

また、この週にインフルエンザの予防接種を受けました。妊婦さんがインフルエンザになっても胎児への直接の影響はありませんが、免疫が下がっているため、重症化することが多いそうです。

14週目

14週目に入って、つわりによる気持ち悪さは軽減されましたが、歯磨きづわりと便秘の症状は続いていました。お腹が張って眠つけない夜も多く、抱き枕を購入することにしました。

▼その時に買った抱き枕がこちら

サンデシカ妊婦さんのための抱き枕
サンデシカ妊婦さんのための抱き枕

詳細は以下の関連記事でも紹介していますが、出産直前まで、この抱き枕がないと眠れないくらいで、産後には、授乳クッションや子どもの寝床としても使用できるので、間違いなく「妊娠中に購入してよかった商品ナンバー1」です。

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15週目

14週目から15週目にかけて、旅行でオーストラリアのメルボルンに行きました。フライト時間は8時間ほどです。行きは深夜便、帰りは昼便だったのですが、深夜便では、再びエコノミー症候群のような血の巡りの悪さを感じてほとんど寝ることが出来ませんでした。この時以来、深夜の長距離フライトは控えようと心に決めました。

また、この時期のオーストラリアは朝夕の寒暖差が激しく、風邪を引いてしまいました。

5ヶ月目(16~19週目)の体調の変化

16週目

本来であれば、安定期に入る妊娠5ヶ月目ですが、この頃妊婦検診の間が2ヶ月空いていたので、ドクターから「安定期に入りました」という診断を受けることができず、不安な日々を送っていました。

胎動もまだなかったので、赤ちゃんが元気か不安でいてもたってもいられなくなってしまい、普段妊婦検診を受けているクリニックとは別の病院にエコー検査を受けに行ってしまったほどです。

その際の記録は、こちらの記事に記載しています。

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赤ちゃんの元気な様子が見られて安心し、この頃から徐々に周りに妊娠報告を始めました。

17週目

17週目は仕事が忙しく残業も多かったのですが、ある夜腰痛により、5分以上同じ体勢で椅子に座れなくなってしまいました。

椅子に座れなければ仕事もできないので、翌日は会社を休み、1日中ベットの上で過ごしました。夜には回復しましたが、この時、妊娠中に無理は禁物ということを改めて学びました。

また、17週目頃からお腹がポコポコしているような感覚を覚え始めましたが、これが胎動なのか腸が動いているのかわかりませんでした。

18週目

18週目には再び帰省の為、7時間のフライトがありましたが、この時は昼便を予約し、エコノミー症候群のような症状が出ることはありませんでした。

機内では、なるべく足は伸ばして座り、水分を意識的に取って頻繁にトイレに行くようにしていました。

2月でインフルエンザも流行中だったので、基本的にマスクをつけ、ヒートテック+腹巻+カイロを装備し、風邪を引かないように気をつけました。

18週目の後半、お腹の中のポコポコとした動きが胎動であると確信しました。

よくお腹の中で金魚が泳いでいるような感覚と言いますが、まさにそんな感じです。

19週目

19週目から急にお腹が大きくなり始めた気がします。

私は高校時代に部活で毎日100回、多い時は1000回以上の腹筋をしていたため、10年経った今でも腹筋が残っています。そのせいなのか、ある程度妊娠週数がたっても、お腹が全く大きくなりませんでした。

19週目にお腹が出始めた時も、前に突き出すというより横に広がってきた感じで、みるみるウエストのくびれがなくなり、寸胴鍋のような体型になりました。

また、時間帯によってもお腹のサイズに変動があり(朝はペタンコ、夜だけ少し丸みを帯びる)、ペタンコなお腹を見る度に赤ちゃんに「ちゃんといますかー?元気ですかー?」と話しかけていました。

6ヶ月目(20~23週目)の体調の変化

20週目

胎動が始まり、お腹も出てきたところで、赤ちゃんがお腹の中に宿っているという自覚がようやく生まれ、健康管理に気を使い始めました。

具体的には、あすけんという食事管理アプリに毎日の食事の記録をつけて、栄養バランスを確認しました。なるべく自炊をするようにし、特にカボチャやほうれん草などの緑黄色野菜やお肉の摂取を心がけました。その際購入したのがこちらのレシピ本です。

埼玉県和光市にあるわこう助産院に併設の猫森カフェで生まれた和食中心のメニューが紹介されています。Kindleだと280円引きで購入できました。

Kindle 安産ごはん
安産ごはん160 (エイムック 2636 ei cooking|health)

21週目

健康管理を始めたことで、自分の体重が思ったより増えていることに気がつきました。妊娠初期は何を食べても太らない無双モードで、あまり体重を気にしていませんでしたが、日本への帰国の際に美味しいものを食べ過ぎたせいもあって、妊娠前より2kgほど体重が増えていました。

この頃から本格的に体重管理を始めたのですが、体重管理には、母子健康手帳副読本というアプリ(2021年3月31日でサービス終了済み)を使っていました。縦軸が妊娠週数、横軸が体重となっているので、妊娠前と比べて何kg太ったのか、出産までの期間でどれくらい太れるのかを把握することができます。

母子健康手帳副読本アプリ

22週目

前週に体重管理を始めたものの、体重がまた1kg増えてしまい「妊婦は脂肪を蓄えやすい」という事実を身をもって体感しました。まだ体重増加幅の猶予はあるので(標準体型の場合7~10kg増えて良いとのこと)、深刻には考え過ぎず、太りやすいものを食べ過ぎないことだけ意識するようにしました。

また、お腹がまた少し大きくなって、早歩きをすると、下腹部の筋が伸びたようなようなピキッとした痛みを感じるようになりました。

23週目

23週目に入ると、食後や空腹時に気持ちが悪くなることが増え、後期つわりの予兆を感じ始めました。また、お腹が大きく、重くなってきたことで、寝付きの悪さが増し、朝起きても疲れが取れていないことが増えました。

仕事中、長時間椅子に座っていることがますます苦痛になり、夕方に15分程度会社を抜けて散歩をするようになりました。

7ヶ月目(24~27週目)の体調の変化

24週目

24週目には、食後の気持ち悪さが本格化してきたため、一食の量を減らし、回数を分けてみることにしました。そのせいか少し体重が減り、妊娠前の+1.8kgとなりました。

また、夜寝るときに、横向きに寝ると横っ腹が痛むことが出てきました。筋が伸びたような痛みで、一度起こると中々無くなりません。気づくと、仰向きで寝てしまっていることも増えてきました。

25週目

25週目に入って、「お尻が痛いかも‧‧‧」と感じることが出てきました。調べてみると、妊娠中はホルモンバランスが乱れて便秘になりやすくなり、大きくなった子宮により腸や肛門周辺の血行が悪くなって静脈に血液がたまるうっ血状態になるため、痔になりやすいそうです。

この頃から、ヨーグルトを毎日食べるようになりました。

また、初めてのこむら返りを経験したのも25週の時でした。

こむら返りとは、ミネラル不足によっておこるふくらはぎの痙攣のことで、妊娠後期に入ると起こりやすくなるそうです。

26週目

新たな変化として、大きなくしゃみをしたときに、ごく少量の尿もれを感じました。痔と同様、妊娠中に起きやすい症状のようですが、とてもショックでした。
以降、なるべくこまめにトイレに行くようにしています。

この頃から、甘いものが食べたいと感じることが増え、タピオカドリンクやフルーツジュースなどを飲む機会が増えました。赤ちゃんの体重が一気に増える時期なので、ブドウ糖を欲しているようです。気の向くままに甘いものを食べてしまうと、体重増加や糖尿病のリスクが高まるので、セーブできるときはセーブするようにしています。

27週目

お腹が大きくなり、寝苦しさが一段と増してきました。右を向いても左を向いても居心地が悪く、夜強い胎動で目がさめることもあります。

一方、23週目~24週目に感じていた食後の気持ち悪さは緩和され、ご飯も通常の量食べられるようになりました。

引き続き更新中

以上、0週~27週の体調の変化についてご紹介しました。
妊娠8ヶ月~臨月の記録も、都度更新予定です。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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