【第1回】マレーシアでの妊婦検診の記録(6w1d)

この記事では、マレーシアのグレンイーグルス病院で受けた、初めての妊婦検診の様子をご紹介しています。

マレーシアで日本語で妊婦検診を受けられる病院を探している方や、マレーシアの病院のシステムを知りたい方などに読んでいただければ幸いです。


なお、産婦人科を選んだ際のメモや、予約時の詳細は以下の記事にまとめていますので、あわせてご覧ください。

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マレーシアの病院システム

これから初めてマレーシアの総合病院を受診するという方に向けて、マレーシアの総合病院のシステムをご紹介します。

マレーシアの総合病院は、個人の開業医の集合体で、グレンイーグルス病院の場合は産婦人科だけでも10人以上の医師が在籍しており、それぞれ医療のクオリティーや価格設定が異なります。患者は家族・知人の紹介や口コミなどを参考に好きな医師を選んで受診し、気に入らなければいつでも担当医を変えられるそうです。

私は今回の妊婦検診を受診するにあたって、特に医師の希望がなかったため、自動的に振り分けられたDr.Tan Lay Seng (ドクタータンレイセン)の診察を受けることになりました。

グレンイーグルス病院アクセス

GLENEAGLES HOSPITAL (KUALA LUMPUR) SDN BHD 
282 & 286 Jalan Ampang 50450, Kuala Lumpur, Malaysia
Google Map

Email: my.gkl.inquiry@parkwaypantai.com
Telephone: +603-4141 3000 
WhatsApp: +6016-339 3000

グレンイーグルス病院はKLCCのやや東、アンパン通りに位置しています。

交通の便はよくないので、自家用車かGrabで来院している患者さんがほとんどのようです。

敷地内と周辺に、十分な広さの駐車場も用意されています。

わたし
この辺りは朝夕の渋滞が激しいので、時間には余裕を持って来院されることをお勧めします。また、病棟も複数あるため、予約の際に担当のドクターの診察室がどのビルにあるかを確認するのが良いかと思います。

今回私は、予約時に連絡をいただいていたMOBビルに向かいます。MOBビルは、スタバのあるビル(Block A)の道路を挟んで左にありました。

初めてのマレーシアの総合病院に苦戦

先ほどお伝えした通り、マレーシアの総合病院は、個人の開業医の集合体のため、病棟内には各医師専用の診察室(受付・待合室・トイレもそれぞれ完備)がずらりと並んでいます。

わたし
各医師の部屋番号は、Gフロアにある案内板でも確認することができます。

本来病院に着いたら、直接予約をしている医師の診察室に向かえばいいのですが、私は今回が初めてマレーシアの総合病院の受診だったため、勝手がわからず、MOBビルGフロアの総合カウンターに向かってしまいました。

そして、総合受付カウンターのスタッフに頼んで通訳さんに電話をしてもらったところ、通訳さんは既に担当の医師の診察室に到着しているというので、1階にある診察室へ向かいました。

しかし、診察室の前につくと、そこには木製の重厚なドアがそびえ立っていて、ノックをしても反応がなく、勝手に入っていいものか悩み、その場でまた5分ほど立ち尽くしてしまいました。

わたし
以前訪れたもう少し小さなマレーシアの病院では、各医師の診察室に待合スペースはなく、ドアを開けるとすぐに医師がいるという形だったのです。。

その後、意を決してドアを開けると、そこには待合室があり、5組ほどの患者さんが談笑していました。

受付

その後、無事通訳さんと落ちあえ、受付を済ませました。

受付では、住所‧電話番号‧緊急連絡先を聞かれ、パスポートのコピーを取ります。

その後、最後の生理日を聞かれ、その場で出産予定日を宣告されました。

わたし
今回が初めての妊婦検診で、自分としてはまだ妊娠しているのかどうか半信半疑だったため、少々面をくらいました。

問診票の記入が終わった後は、体重測定を受け、待合室で待つよう言われました。

待合室を見回すと、私以外の患者さんは全て中華系マレーシア人で、皆さん旦那さんやご両親と診察に来ているよでした。

自分の番が来るのを待っている間に、通訳さん(日本人の女性)から健康状態などの質問を受け、(前述の)マレーシアの総合病院のシステムや、各ドクターの特徴などを親切に教えていただきました。

▼その時いただいたドクターのリストがこちら

Dr.Tan Lay Seng(ドクタータンレイセン)は、この病院でも安めの価格設定をしているドクターで、その分多くの患者さんをみており(=経験豊富&薄利多売)、必要なことは伝えてくれるが、過干渉ではなく、体重管理などにも厳しくないといった旨の説明を受けました。

私は、今回が初めての妊娠で、しかも海外出産で不安が大きいため、腕が確かで全幅の信頼がおけ、かつサバサバとしていて親しみやすい感じの女性ドクターが希望の旨を伝えたところ、「Dr.テレサが良いかも」とアドバイスを受け、次回の検診はそちらで受けることに決めました。

わたし
Dr.テレサは、この病院では価格設定の高いドクターとして有名なようですが、イギリスの大学を出て、現地の病院での就業経験もあり、設備も最新のものを使っていて、日本人の患者も多いそうです。また、エコーをはじめ診察の精度が高いため、検診の回数も他の先生よりも少なくて済む、という点も仕事をしている私としては魅力に感じました。

診察の様子

その後40分くらいして、診察室に呼ばれました。Dr.タンレイセンは、中華系の40−50代くらいの男性で、細身でサバサバしたドクターという印象を受けました。

先ほどヒアリングを受けた内容を通訳の方が素早く伝えてくださった後、血圧検査と、風邪で病院にいった時のような簡単な健康チェックをし、その後経腹エコーと心音の確認を行います。

このとき、最終生理日起算で妊娠6週1日目だったのですが、エコーでは胎嚢(=赤ちゃんの入っている袋)と赤ちゃんのような細胞が見え、心音も聞こえたため、その場で妊娠が確定しました。

胎嚢はばっちり確認出来たものの、赤ちゃんがどの部分かははっきりわからず。。

その後、食生活や運動で気をつける点について指示を受け、葉酸のサプリを渡され、診察が終了しました。ドクターは終始笑顔で、簡易な英語でゆっくりはっきり説明をしてくれました。

葉酸サプリ
100粒入りでRM10、こちらを1日1錠飲むよう指示されました

お会計

その後待合室に戻るとすぐ、お会計に呼ばれました。今回の診察代は、葉酸サプリ込みでRM290です。

なお、お会計の際に渡される診察券は、マレーシアで出生届を出す際に必要になるため、無くさないようにという指示を受けました。(重要!)

ここで次回予約日も聞かれましたが、別のドクターの診察も受けてみたい旨通訳の方に伝えていたため、「予約が必要だったら、追って電話する」と伝えてもらいました。

次回予約

その後、通訳さんがDr.テレサの診察室まで連れて行ってくださり、次回の予約をしました。次回の検診時には、詳細スキャンをする予定で、お会計はRM1500くらいになるので、クレジットカードを持ってくるよう、指示されました。

おわりに

初回の妊婦検診の記録は以上になります。

次は、妊娠12週目にDr.テレサのクリニックで受けた2回目の検診の様子をお伝えします。

▼2回目の検診の様子はこちら

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