妊娠中から出産後まで、妊婦さん自身の体調や子供の成長の記録をつけられる母子手帳。
日本なら、各市区町村の役場で妊娠の証明をすれば、無料で受け取ることが多いと思いますが、マレーシアではどこで手に入れることができるのか疑問に思っている妊婦さんも多いのではないでしょうか。
そこで今回は、実際に私も使っている「マレーシアで手に入る代表的な母子手帳2種類」をご紹介します。
それぞれの母子手帳のサイズ等も詳しく紹介しているので、どのサイズの母子手帳ケースを買えばいいか悩まれている方にも参考にしていただけるかと思います。
マレーシアで手に入る母子手帳2種類
マレーシアで入手できる代表的な母子手帳には、以下の2種類があります。
- 日本国大使館でもらえる母子手帳
- Suria KLCCの紀伊国屋で買える母子手帳

左:大使館の母子手帳、右:紀伊国屋の母子手帳
ここから2つの母子手帳の値段、使用言語、サイズ、ページ数、目次、特徴的なコンテンツについてご紹介していきます。
日本国大使館でもらえる母子手帳
はじめに、大使館でもらえる母子手帳の詳細をご紹介します。
こちらの母子手帳には、妊娠中の記録はもちろん、「20年をつづる」というタイトルの通り、子供が20歳になるまでの毎年の予防接種や病気・怪我、成長の記録を記入することできます。

値段
日本国大使館でもらえる母子手帳の値段は無料です。
ただし、母子手帳をもらうには、日本大使館に出向き、妊娠していることの証明を見せた上で、簡単な申請書を記入する必要があります。
私は、病院で受け取った診察カードを見せて証明しました(※診察券ではなく妊娠の経過の詳細を記入したもの)。その他にも、妊婦検診の際の診察結果などが証明として使えると思います。

使用言語
日本国大使館でもらえる母子手帳は、すべて日本語で書かれています。
サイズ
定規を使って測ったところ、縦18cm、横13cm、厚さ0.6cmほどありました。一般的な母子手帳ケースのMサイズにもすっぽり入る大きさです。
ページ数
140ページ
目次
以下が大使館でもらえる母子手帳の目次です。

特徴的なコンテンツ
続いて、大使館でもらえる母子手帳の特徴的な内容をご紹介します。
▼予防接種カレンダー

いつ何の予防接種を受ける必要があるのかが一目で分かります。
▼妊娠中~子育てに関するアドバイス

大使館でもらえる母子手帳は、とにかく読み物ページが豊富で勉強になります。
Suria KLCCの紀伊国屋で買える母子手帳
続いて、紀伊国屋で購入できる母子手帳をご紹介します。
紀伊国屋の母子手帳の最大の特徴は、日本語・英語2言語で表記されている点で、クリニックによっては、こちらの母子手帳を購入するよう指示される場合もあるようです。

値段
こちらの母子手帳の値段は、RM45.43でした。
使用言語
紀伊国屋で買える母子手帳は、全ページ日本語‧英語の2言語が併記されています。
サイズ
定規を使って測ったところ、縦21cm、横15cm、厚さ0.5cmほどありました。大使館でもらえる物と比べて少し大きめです。母子手帳ケースはLサイズを購入するのが安心かと思います。
ページ数
78ページ
目次

こちらが紀伊国屋で買える母子手帳の目次です。
特徴的なコンテンツ
紀伊国屋の母子手帳は、海外での妊娠・出産・育児に特化しているので、英語関連のコンテンツが充実しています。
▼産婦人科や小児科で使える指差し会話集、英単語帳


ここで紹介されている単語を覚えるだけでも、診察時の理解度がかなりアップしそうです。
2つの母子手帳を比べてみて
どちらの母子手帳も基本的な内容(妊娠中・出産後の記録、月齢ごとの成長の目安など)は網羅しているようです。
プラスアルファで、大使館の母子手帳は妊娠中・出産後に役立つアドバイスが充実しており、紀伊国屋の母子手帳には海外出産・育児の際に役立つ英単語・表現が紹介されていて、それぞれの良さがありました。
ただ、値段の差があるので、ローカルのドクターとのやりとりに母子手帳が必要な場合には紀伊国屋のものを購入し、そうでない場合は大使館でもらえるもので済ませるのも良いのではと思いました。

私が通院しているDr.テレサのクリニックでは、紀伊国屋の母子手帳を購入するように指示がありましたが、これまでのところ検診時に母子手帳の提示を求められたことはありません。
おわりに
今回は、マレーシアで入手可能な2種類の母子手帳の詳細をご紹介しました。
もしサイズや内容についてもっと詳しく知りたいという場合は、コメント欄にてご連絡をいただけると幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。