マリンドエアの評判は?赤ちゃん連れで利用した搭乗レポート

コロナ禍も抜け、各国の出入国ハードルが下がったこともあり「今年こそ、海外旅行に行きたい」と検討されている方も多いかと思います。

海外旅行の交通手段といえば、飛行機を利用することがほとんどだと思いますが、その時に気になるのが、飛行機の安全性やサービスの評判ではないでしょうか?
 

私自身、飛行機が大の苦手なので、飛行機に乗る前には必ず、安全度ランキングや搭乗レポートなどを確認してしまいます。

この記事では、以前に利用したことのある、航空会社のマリンドエアについて、会社概要や評判、実際に搭乗した感想を詳しくご紹介したいと思います。

子供が生後3ヶ月の時に利用した際のレビューなので、特にお子様連れの方には参考にしていただける部分があるかもしれません。

※搭乗レポートは2019年時点の情報になりますので、最新の情報は、公式HP等も併せてご覧ください。

マリンドエア概要

マリンドエアは、インドネシアのLCCであるライオン‧エアと、地場航空‧防衛企業のナショナル‧エアロスペース‧アンド‧ディフェンス‧インダストリーズ (NADI)が運営する、マレーシアの航空会社です。

インドネシアの格安航空会社「ライオン‧エア」と、地場航空‧防衛企業 「ナショナル‧エアロスペース‧アンド‧ディフェンス‧インダストリーズ (NADI)[1]」の2社が、共同で設立した。
チャンドラン‧ラマ‧ムティー最高経営責任者 (CEO) は、路線を積極的に拡充し、5年(2018年)以内に地域トップクラスの航空会社となることを目指すとしている。
航空運賃は比較的安価に設定されているが、ビジネスクラスの設置、広い座席とパーソナル‧モニターの設置、預け手荷物が15kgまで無料であるなど、格安航空会社とは異なるサービスを実施している。

参照元:Wikipedia

マリンドエアは安全?

マリンドエアは、2018年に墜落事故を起こしているライオンエアグループの航空会社のため、予約後に少し不安になり、マリンドエアの安全度評価を確認してみました。

※以下最新情報に更新済みです

世界の航空会社の安全度の格付けを発表しているAirlineRatingsによると、マリンドエアの安全度評価は、今年(2023年)7点満点中「5」になっていました。

ちなみに日本の航空会社では、JALやANAは「7(満点)」、Jetstarが「6」、ピーチエアが「5」の評価を受けています。

マリンドエアが減点された項目としては、「パイロット関連のインシデントがあったか」の項目で2点満点中1点、「運営する航空会社や所属国に対する監査」の項目で1点満点中0点という評価になっていました。ただ、重大な死亡事故等は起こしていないようです。

マリンドエアの機内食

私がマリンドエアを利用した際は、出発の24時間前までに事前購入した乗客に限り、機内食を提供していました。
 

参照元:Malindo Air 公式HP

以前(2019年1月)、クアラルンプール⇄プーケット間のフライトでマリンドエアを利用した際には、ピザとカップケーキとドリンク(水+ジュース)の軽食が出たので楽しみにしていたのですが、2019年10月時点は提供がありませんでした。

ちょうどこの月に、機内食のルールが変更になったようです。

機内では、スナック菓子やカップラーメン、ソフトドリンク、アルコールの販売のみ行われていました。

マリンドエアの赤ちゃんの搭乗ルール

続いて、マリンドエアに赤ちゃんが搭乗する際のルールについてご紹介します。ここでいう赤ちゃんとは、2歳(24ヶ月)未満の子供を示します。

以下は、マリンドエア の公式ホームページを和訳したものになりますが、内容は記事執筆時(2019年10月)のものなので、最新情報は公式ページでご確認ください。

▼赤ちゃんが搭乗する際のルール

  • 生後9日目以降、搭乗可。大人1人につき赤ちゃん1人まで同伴可。
  • 2人以上同伴される場合は、2人目以降が生後6ヶ月以上かつ1席追加で購入すれば搭乗可。
  • バシネットは1機につき2つまでしか使用できず、早い者勝ち(要事前問い合わせ)。バシネットを使用できる席は1列目(ビジネス)と4列目(エコノミー)。なお、ATR(プロペラ機)ではバシネットの提供はなし。
  • ベビーカー(umbrella-type baby strollers)は機内持ち込み可。乳母車は大き過ぎるので、要預け入れ。
  • 赤ちゃん用のシートベルトの用意あり。

赤ちゃん用のシートベルトは、以下の写真のように、大人のシートベルトにくっつけるタイプで、離発着の際は、抱っこ紐をつけていても、必ず装着するように言われました。
 

参照元:flyingwithababy.com

赤ちゃん用ミルクや食事の持ち込み

赤ちゃん用のミルクや食事の機内持ち込みについては、Q&Aページに以下の記載がありました。

Can I carry infant formula/food in my cabin baggage

Answer :
Yes, but you are only permitted to bring sufficient amount for the duration of the journey. Also, please take note of the restrictions imposed on liquids, gels and aerosols by the airport authorities. MALINDO AIR has no restrictions on hand carry of expressed breast milk. However, different airports have different levels of security screening and breast milk will be solely up to discretion of the security officer to allow or restrict entry.

参照元:Malindo Air 公式HP

これを見ると、マリンドエアは機内で必要な粉ミルク、水、搾乳した母乳、食事の持ち込みを認めているが、その規定量は空港の規定にもよっても異なるので注意が必要とのことです。

筆者が旅行した際は、水筒2本を持参していましたが、問題なく持ち込むことができました。
 

また、マリンドエア公式HPの Terms&Conditions には赤ちゃん用の食品は持ち込み手荷物の規定量に含まないという記載もありました。

Articles which may be carried free in addition to the free baggage allowance (subject to security regulation)

A Lady's handbag, pocketbook or purse, which is appropriate to normal traveling dress and is not being used as a container for the transportation of articles which would otherwise be regarded as baggage.

An overcoat, wrap or blanket.
A small camera and/or a pair of binoculars
Infant's food for consumption in flight
Infant's carrying basket.

An umbrella or walking stick.
A reasonable amount of reading matter for the flight.

A fully collapsible invalid's wheelchair and/or pair of crutches and/or braces or other prosthetic device for the passenger's use, provided that the passenger is dependent upon them.

参照元:Malindo Air 公式HP

赤ちゃん搭乗時の運賃

マリンドエアの赤ちゃん搭乗時の料金ですが、座席なしの赤ちゃん(~2歳)には大人料金の10%、座席ありの赤ちゃんには大人料金の100%がかかるようです。

※参考記事:Maindo Air Discontinues Child Fares

なお、マリンドエアのホームページを見ると、子供は24ヶ月未満(Infant)と25ヶ月~16歳(Children)の2カテゴリーに分類されており、Childrenが搭乗する場合は、必ず1席確保しなければいけなくなっています。

マリンドエアの満足度

最後に、赤ちゃん連れでマリンドエアを利用してみた感想をまとめます。

よかった点

  • 他のLCCに比べて足元がやや広い
  • 運賃が安い
  • 預け入れ荷物の枠がついている(なしのプランもあります)
  • ミルクの調合に必要な水を問題なく持ち込みできた

残念だった点

  • 往路復路ともに遅延(帰りは1時間半ほど遅延)
  • 以前は見られた機内エンターテイメントがなくなっていた
  • 以前は全員に配られていた機内食が、事前購入者のみ対象になっていた


筆者がマリンドエアを利用したのはこの時が2回目。

前回利用した際は、価格がLCC並みなのに、機内食や機内エンターテイメントがあり感動を覚えましたが、今回はそのサービスが廃止され、LCC寄りの航空会社になっていて、少し残念に感じました。

マリンドエア搭乗レポートまとめ

この記事では、2019年10月に赤ちゃん連れでマリンドエア(エコノミークラス)を利用した際の感想をシェアさせていただきました。

これからご搭乗予定の方の参考になれば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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