この記事では、マレーシアのクアラルンプールにある「ひばりクリニック」で歯の治療を受けた際の料金や感想等をご紹介します。
海外での歯科治療は100%自己負担になる場合がほとんどのため、一体いくらかかるのか不安に感じ、治療に踏み出せない方も多いと思います。
今回、日本で入れた奥歯の詰め物(セラミック)が取れた際の治療の内容と料金を載せていますので、一例として参考にしていただければ幸いです。
ひばりクリニック概要

ひばりクリニックは、マレーシアに住む日本人の間では最も知名度の高い総合クリニックの一つで、モントキアラ に本院、KLCCとペナンに分院があります。
ひばりクリニックは地域密着型のクリニックで、病気や怪我の際に真っ先に受診し、もしも専門的な治療が必要になった場合には、専門医や大学病院なども紹介してもらえる「プライマリーケア」を提供しています。
診療日:365日(土日祝日含む)
診療日:午前の部:9時ー12時 午後の部:14時ー17時
電話:03-6211-5919

予約
今回は、電話で予約をしました。電話は、日本語・英語どちらでも対応可能です。
病院の立地
ひばりデンタルクリニックは、1 Mont Kiaraショッピングモールの2階にあります。少し奥まったところにあるので、見つけるのに苦労しました。白と黄色を基調とした外装をしています。

広い待合スペースには、子供用のおもちゃコーナーがあり、テレビには日本のバラエティー番組が流れていて、まさに日本の病院という趣きです。

受付
受付で名前を伝えると、問診票を渡され、パスポートの提出を求められました。

初回の治療
問診票を出し、5分ほどして名前を呼ばれました。
治療には、流暢な日本語を話すマレー系の通訳さんが同席してくれました。
診察室はとても綺麗で、日本の歯科と比べても遜色のない設備を備えています。笑顔が優しい中華系の若い女性ドクターが迎えてくれました。

最初に口の中を全体的にチェックした後、詰め物が取れた歯の治療方法として、3つの選択肢を提示してもらいました。
- 新しくセラミックの詰め物を作る(うろ覚えですが確か1本RM1250)
- 今回取れてしまったセラミックを再度くっつける
- セラミックよりは耐久性に劣る白い詰め物で蓋をする(RM150)
日本で7万円もかかって作った詰め物だったので、「2」の治療法を選びたかったのですが、今回取れた詰め物を家に忘れてしまっていため、一度仮の詰め物をしてもらい、次回出直すことにしました。
その後、ペースト状の仮の蓋を詰めてもらい初回の診療が終了しました。
初回お会計
この日の治療費は、RM210でした。
明細に内訳が書いていなかったのですが、おそらく初診料、コンサルティングフィー、詰め物代でこの料金になっていると思われます。
初めて海外で歯医者を受診しましたが、「噂通り高いな」というのが正直な感想でした。

ひばりデンタルクリニック2回目の受診
気を取り直して、取れたセラミックを持参の上、再度ひばりクリニックを訪れました。
ドクターに診てもらうと、セラミックが一部欠けてしまっていたようで、再利用は難しいという判断になりました。
初回受診の際、仮の詰め物とはいえ、たったの2時間で取れてしまったこともあり、日本より安いとはいえどセラミックの治療はためらわれたので、今回は普通の白い詰め物を入れてもらうことにしました。

その後10分ほどで治療が完了しました。麻酔はなしでしたが、痛みは全くありませんでした。
なお、高さの調整の際、かなり高い状態で「これで大丈夫?」と聞かれたので、そこから「もうちょっと削って」というやりとりを2−3回行いました。

2回目のお会計
この日の治療費は、RM150でした。
1回目の受診時にした仮の蓋よりも安く済んだので、意外でした。
ひばりクリニックを受診した感想
ひばりクリニックは、日本人をメインターゲットとしたクリニックなので、清潔感があり、ドクターもスタッフの方も親切な印象でした。
治療費は、健康保険が適用されない分、日本で受けるよりは高額ですが、べらぼうに高いという訳ではありません。治療方法についても、料金と合わせて選択肢を提示してもらえました。
もし歯の痛みがあって、日本への一時帰国がかなり先ということであれば、応急処置的な治療も相談可能なので、まずは電話で相談してみるのも手かと思います。
おわりに
今回は、クアラルンプールにある「ひばりデンタルクリニック」で受けた歯の治療について、ご紹介しました。
治療内容や、麻酔の有無等によっても金額に差はあると思いますが、この記事を一つのケースとして参考にしていただければ幸いです。
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