この記事では、生後6ヶ月の我が子が、マレーシアの保育園(ナーサリー)に通い始めるまでの流れについてご紹介しています。
いくつもの園を見学した訳ではないので、個別の園の詳しい情報には触れられませんが、保育園の探し方や見学の流れ、入園に際して質問した内容など詳しく紹介していますので、これからマレーシアの保育園の情報収集をされるという方には参考にしていただける部分があるかと思います。
マレーシアでの保育園の探し方
私が保育園探しの際に最も重視した点が、「家からの通いやすさ」です。
夫婦ともにフルタイムで働いているため、送り迎えの負荷を軽くすることが最優先事項でした。
そこで、我が家の保育園探しはまず、Google Mapで近所の保育園を探すところから始めました。

その後、各保育園のWebサイト、Facebookページを訪問し、「何歳から通えるのか」「どんな方針で教育を行なっているのか」「施設の様子」「保護者による口コミ」などをチェックしていきました。
なお、口コミの情報源としては、その他にも kiddy123.comという保育園の情報や口コミが見られるローカルサイトがあるので、あわせて参考にすると良いかと思います。

検索の結果、家から徒歩15分圏内に3つの保育園を見つけることができたのですが、もう一つの条件である「低月齢受入可(生後6ヶ月〜)」で絞ったところ、候補が1つだけになってしまいました。
そこでまずはその保育園を見学し、よければそこで決定、悪ければ少し範囲を広げて再度候補を探すことにしました。

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保育園の見学
候補の保育園を見つけた後は、次のステップとして、保育園の見学に行きました。

事前予約
保育園のFacebookページに「見学希望の場合はこちらに連絡を」と電話番号が掲載されていたので、前日にその番号に電話をかけ、事前に予約をしました。
「保育園のありのまま姿を見るため」と言う理由で、予約無しで直撃する方もいるようですが、行事と重なって見学できなかったり、見学に対応できる先生がいなかったりした場合無駄足になってしまうので、個人的には事前予約してからの見学がおすすめです。
当日の流れ
見学当日は、終始園長先生が対応して下さり、以下の流れで進行していきました。
- 子供の月齢や希望の入園時期などの確認
- 料金とそこに含まれるサービスの説明
- 保育園の各部屋を案内してもらいながら、説明を受ける(※)
✔︎どのような先生・子供たちがいるか(国籍など)
✔︎どのような教育を行っているか
✔︎どのようなファシリティーがあるか(おもちゃや絵本、教材など)
✔︎入園した場合の持ち物
✔︎給食へのこだわり など

見学にかかった所要時間は30分ほど。
体感としてはあっという間に終わりました。
帰り際に、入園手続きについて確認したところ「入園の数日前までに入学金と月謝・諸経費を払いに来てくれればOK」とゆるーい回答で、その場で入園の意思を確認されることもありませんでした。
この日は一旦これで終了し、後日(入園予定日の二週間ほど前)に再訪して、入園手続きを行うことにしました。
入園手続き
見学の約4ヶ月後、入園予定日の二週間程前に、入園手続きを行いました。
前回の見学時は、私と息子の二人だけでの見学だったため、入園手続きの際は夫にも会社を休んで参加してもらい、本当にこの保育園で問題なさそうか、実際に目で見て確認してもらうことにしました。

入園手続きは、前回話があった通り、入学金と月謝・諸経費を払えば完了で、その後、データベースへの登録用の書類を渡され、登園初日までに記入して持参するように言われました。
その後、登園にあたって不明点が多数あったので、このタイミングで質問をし、回答をもらいました。
→はい。 基本は1日1回、汚れた時は1日2回。
必要な持ち物は?
→枕、シーツ、布団、シャンプー、タオル×2、粉ミルク、哺乳瓶×2、離乳食(大きくなったら給食あり)、水筒に水など飲み物、オムツ袋ごと、服(月曜日に1週間分)
オムツはパンツタイプでも良い?
→なんでもOK
ミルク用の水も持参?
→ウォーターサーバーあるので不要。
食事、排泄、睡眠の記録をしてもらえますか?
→毎日シートに記入して共有(2歳まで)
Infant クラスでも教育的要素はありますか?
→絵本の読み聞かせや音楽の流し聴き。
座れるようになったら、フラッシュカードも。
まだ腰が座ってません。椅子に座れませんが大丈夫ですか?
→問題なし、無理やり座らせることはない。
慣らし保育できますか?
→問題なし。午前中だけとか、好きな時間に迎えに来て。
何時〜何時まで預かってもらえますか?
→基本は朝8時〜夜7時まで。
お迎えが遅れる場合は1分RM1の延長料金。
Infantクラスは遅刻・早退も問題なし。
ベビーカーは日中置いておけますか?
→OK
ピックアップの時、IDチェックしますか?
→IDチェックはしないけど、事前に登録している人しか送迎できません。
子供が風邪ひいた時の対処は?
→朝昼体温計測あり。
体調が悪い場合は電話するので、迎えに来てください。
スクールホリデーは?
→Infantクラスはなし。通常の祝日は休み。
メインの言語は?
→基本は英語。3歳以上から中国語、マレー語の授業もあり。

慣らし保育の様子
最後に、慣らし保育の様子についてもご紹介します。
息子の通う保育園の場合、園としては慣らし保育を義務付けていないのですが、親としてはいきなり丸一日子供と離れることに抵抗があったため、私の仕事復帰の2日前から、まずは半日だけ息子を保育園に預けてみることにしました。

息子の通う保育園では、毎日数回、子供たちの写真や動画を保護者向けのWhatsappグループに送ってくれるので、その写真を通して、息子が先生に抱っこされたり、ミルクを飲ませてもらったり、おもちゃで遊んだりしている様子が見られ、離れていても安心して過ごすことができました。
また、お迎えの時には、先生からその日の子供の様子を簡単にシェアしてもらえ、食事・排泄・睡眠に関する情報も連絡シートを通して知ることができます。

息子自身も、人見知りが始まる前の6ヶ月のタイミングから保育園に通い始めたこともあって、送迎時も一切泣かず、今のところはストレスなく毎日を過ごせているようです。
おわりに
最後までお読みいただきありがとうございました。
この記事では、生後6ヶ月の我が子が、マレーシアの保育園(ナーサリー)に入園するまでの流れについてご紹介してきました。
もちろん保育園によって、提供されるサービスに違いはあると思いますが、マレーシアの保育園の特徴を知る上で、一つの例として、この記事が参考になれば幸いです。