『ネイティブなら子どもの時に身につける英会話 なるほどフレーズ100』レビュー

子供が生まれたら、小さいうちから英語を学ばせたい!と考えているお父さん・お母さんは多いはず。その中には、

自分も英語が得意な訳ではないし、何から教えてあげればいいかわからない

というお悩みを抱えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

この記事では、そんな方に是非一読をお勧めしたい英語学習本『ネイティブなら子どもの時に身につける英会話 なるほどフレーズ100』をご紹介します。

20年近く売れている英会話教材の最高傑作! 「どうぞ」「おいしい! 」「いいなぁ! 」など、ネイティブが子どものころから使っている「超・定番」100フレーズをカリスマ講師がていねいに教えます!

タイトルの通り、英語圏で生まれた赤ちゃんが最初にどんな会話表現を覚え、成長の過程でどのように表現を増やしていくのかを学べる一冊となっています。

この記事では、本の概要や著者紹介、お勧めポイントなどを詳しく紹介していますので、もし興味を持たれたら、実際に手に取り、本書で紹介されている英語表現を使ってお子さんに話しかけてみていただければと思います。

著者紹介

今回ご紹介する『ネイティブなら子どもの時に身につける英会話 なるほどフレーズ100』は、スティーブ‧ソレイシィロビン‧ソレイシィというアメリカ人の親子が書いた英語の学習書です。

お二人はアメリカから日本に渡り、英会話教室で講師をする中で、「日本人は英語に対して頭でっかちになっている」「もっとシンプルに伝えれば、楽しく深い話も続けられるのに」と思ったそう。

母のロビンと一緒に英会話スクールで教えていて気がついたことは、日本人は英語になると器用貧乏なのかもしれない、ということ。不思議なことに、ネイティブより色々な英語の知識(発音記号、発音アクセントの位置、「過去分詞」などの動詞変化の名前、catch a cold のようなイディオムなど)を知っているのに、ベーシックな会話能力がない。これはスゴクかわいそうなことだ。

引用元:『ネイティブなら子どもの時に身につける英会話 なるほどフレーズ100』

そこで「もっと簡単な英語で話そう!」をポリシーに、アメリカ人が赤ちゃんのときから聞かされ成長とともに身に付ける100個の超定番フレーズをピックアップし、本書の中で紹介しています。

本の概要

本書では、ネイティブなら子どもの時に身につける100個の定番フレーズを、Baby、Kid、Child、Preteen、Teenagerというレベルに分け、ネイティブの子供たちが覚える順番に紹介しています。

簡単なものからステップバイステップで勉強することができるので、抵抗感なく読み進めることができるのが特徴です。

また、子供のときに身につける英語とはいっても、決して赤ちゃん言葉ばかりではなく、その後の英会話のベースとなって、大人になっても当たり前のように使われる重要表現が多数含まれています。

わたし
実は、この本は私が海外で働き始めてすぐの頃に、知人(海外で長年働かれている方)に勧められて読んだ本で、現在実際に海外で生活・仕事をしている中でも、毎日のように使っている表現を学ぶことができた、という実感があります。

フレーズ例

以下に、例として6つのフレーズをご紹介するので、本書のレベル感を知るための参考にしていただければ幸いです。

  • Go ahead.(お先にどうぞ)

ドアを開けたり、エレベーターで先に人を通したりする際に添えられる一言。

  • Not yet. (まだです)

レストランで食べかけの食事を下げて良いか聞かれた時や、終わっていない仕事の進捗を聞かれた時に使える表現。

  • Just a little.(ちょっとだけね)

「英語は話せますか?」や「これ食べてみてもいい?」などの返答として使えるフレーズ。A little bit.も同義。

  • I’m not sure.(わかりません)

日本人が使いがちなI don’t know はやや突き放した印象がある言葉。I’m not sure を使うことで自信のなさを伝えることが出来る。

  • Let me…(私に…させて)

Let me try「私にやらせてみて」やLet me explain 「私に説明させて」など、カジュアルな場面でもビジネスの場面でも使える表現。

  • It depends on…(場合による)

It depends on the weather「天気次第」やIt depends on the traffic「道路状況次第」など、YesかNoかはっきり答えられない時に便利な表現。

おすすめポイント

簡単に覚えられる重要フレーズばかり

本書内で紹介されているフレーズを6つ紹介しましたが、どのフレーズも短く、使われている単語も中学校で習うレベルのものがばかりということがお分かりいただけると思います。まずは3語程度の短い表現を確実に使えるようにし、言葉が勝手に口を突いて出るようになったら、覚えた表現を応用して別の言い回しにもトライしてみる、という使い方が可能な表現が多く、どんどん表現の幅が広がっていきます。

丁寧な解説

100個の超定番フレーズについて、実際の会話での登場の仕方(イラスト付きで解説)、どんな時にどんなニュアンスで使うべきかの説明、日本の学校教育で習う類似表現との違いと応用表現が解説されているので、「ネイティブがどんな場面で、どんなテンションでこの表現を使うのか」ということをリアルに想像しながら学ぶことができます。

また、各項には練習問題もついているので、学んだフレーズを用いて実際に文章を作ってみることができ、フレーズの定着に繋がります。

Amazonや楽天でも高評価

『ネイティブなら子どもの時に身につける英会話 なるほどフレーズ100』の初版が刊行されたのは、2000年のこと。それ以来、30回以上の増版を経て、今も読み続けられています。各オンライン書店でも安定して高評価を得ており、Amazonでは250件以上のレビューが付いて★4.4、楽天ブックスでも200件近いレビューが付いて★4です。

20年近く売れている英会話教材の最高傑作! 「どうぞ」「おいしい! 」「いいなぁ! 」など、ネイティブが子どものころから使っている「超・定番」100フレーズをカリスマ講師がていねいに教えます!

おわりに

この記事では、子供に生きた英語を学ばせたいお父さんお母さんにオススメな英語の学習本として『ネイティブなら子どもの時に身につける英会話 なるほどフレーズ100』をご紹介しました。

赤ちゃんが日本語を話せるようになるときも、一番身近なご両親の言葉から、短いフレーズを少しずつ習得していくのと同じように、英語でも赤ちゃんが使いやすい短い表現を会話の中に織り込んであげることで、自然と吸収しやすくなると思います。

是非本書で生きた英会話表現を学び、お子さんと楽しくマスターしてみてはいかがでしょうか。

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