【第7回】マレーシアでの妊婦検診の記録(34w1d)

妊娠9ヶ月(34週1日)にあたる6月下旬に、7回目の妊婦検診に行きました。訪れたのは今回も、グレンイーグルス病院のTeresa Chow Clinic for Women(Dr.テレサ)です。9ヶ月に入り、検診は2週間間隔となりました。

▼前回までの妊婦検診の記録はこちら

ちなみに今回は初めて旦那さん同伴での受診となりました。これまでの検診は毎回出張と重なっていたのですが、今回はちょうどKLにいたのと、前回の検診時に「husbandを連れてきて」とドクターからの猛烈なプレッシャーがあったので、平日の昼間でしたが、会社を抜けて参戦してもらいました。
マレーシアの病院では、産婦人科に限らず、大人でも家族同伴で病院を受診するのが一般的なため、日本人のように毎回一人で診察に行くととても不思議がられます。産婦人科の場合は基本夫婦セット、さらに妻の両親も同伴というケースが多く見受けられます。


ここからはいつもの通り、検診の流れを記録していきます。

予約確認

ドクターテレサのクリニックでは、必ず検診の前日に予約確認の電話がきます。

今回も前日に電話をもらったのですが、仕事中で出られず、折り返しも忘れていたところ、当日の朝スタッフからのWhatsappメッセージと再度電話をもらいました。

このように、ドクターもスタッフの皆さんもかなりきっちりしているのが、Teresa Chow Clinicの特徴です。

病院到着&基礎検査

病院に到着後、毎回恒例の体重‧血圧測定を受けました。あわせて尿検査の容器も渡されたのですが、「(トイレに行ったばかりで)出ないかも」と相談したところ、「それならあとでOK」と一旦飛ばしてくれました(結局、血圧が正常値だったので、今回は尿検査免除ということになりました)。

体重は2週間前と比べて約+1.5kgで、短期間で増えていたため、初めて体重に関してツッコミが入りました。しかし、妊娠前からの体重増加の合計が6kg程度なので、MAXあと9kg太って大丈夫とのことでした。

診察の際には反論できませんでしたが、おそらく尿検査に備えて、飲み物をがぶ飲みしたのが原因です。

問診

問診でははじめに「胎動はあるか」「異常はないか」「(前回相談していた)食後の胃のむかつきはないか」「両親学級に行ったか(呼吸法の指導を受けたか)」「運動しているか」等の質問を受けました。

運動については、毎回水泳をゴリ押しされています。無理のない運動を続けることが、安産への近道だそうです。

その後、エコー検査を受けました。

エコー検査

今回は、初めて旦那さんがエコーを見るということもあって、いつもより時間をかけて、じっくり検査をしていただきました。妊娠後期に入ると赤ちゃんの皮膚に少しずつ脂肪がついているそうで、初めて正面から見た顔の表情をはっきり見ることが出来ました。

また、今回の検診から羊水量のチェックも始まりました。羊水量によって、赤ちゃんの排泄機能などに問題がないか確認するそうです。

次回の検診について

エコー検査のあと、再度席に戻って、次回の検診内容に関する説明がありました。具体的な内容は以下の4つです。

  • 次回、バクテリアの有無をチェックする検査を行うこと(膣とお尻の穴の検査を行うそうです)(※)
  • 出産のためのレジストレーションを行うこと(万が一旦那さんが付き添えない場合はIDのコピーが必要だそうです)
  • 陣痛がきた時の対応に関する説明があること(どこに電話する、など)
  • 入院時の持ち物に関する説明があること

なお、バクテリアの検査について、家に帰ってから調べてみたところ、「GBS(B群溶血性連鎖球菌)」という菌の有無を確認するようでした。

GBSとは、Group B Streptococcus、B群溶血性連鎖球菌のことです。
この菌自体は決して悪いものではなく、指や皮膚に普通についていたりします。膣に常在している場合も多く、妊婦さんの10%程度はこの菌を保有しています。
でも通常は大した病原性を持たないため問題にはなりません。ただ妊娠中にこの菌が膣内に認められると、お産の時、産道を通る際に赤ちゃんに感染して細菌性髄膜炎や敗血症、肺炎など起こすことがあります。 とは言え、GBSを保有しているママさんから生まれた赤ちゃんみんなにGBSが伝わってしまう訳ではありません。伝わってしまった場合も実際に感染症を発症する率は1%以下と言われています。 でもやはり感染対策は必要です。

http://www.michioka-lc.com/faq/entry-63.html

GBSを保有していると分かった時点から抗生剤を1、2週間内服し治療します。

(中略)

赤ちゃんへの感染を防ぐためには、お産のとき、陣痛が始まった時点もしくは破水が分かった時点にペニシリン系の抗生剤を点滴します。お産までに時間がかかる場合は何度か点滴をします。

抗生剤により菌の感染力が最小限になっている時に赤ちゃんが産道を通ってきても感染する可能性はかなり低くなります。生まれてきた赤ちゃんは生後数日、感染症の前兆がないかを注意深く観察し、場合によってはのど、鼻の細菌培養検査をします。

http://www.michioka-lc.com/faq/entry-63.html

お会計&次回予約

お会計

今回のお会計はRM650でした。内訳は、Consultation RM200、Ultra-sound Scan RM180、 USS Equipment + Report R270で、尿検査がない分いつもよりRM20安くなりました。

次回予約

その後次回(2週間後)の予約をとりました。次回36週頃の検診は、分娩時に関する説明があるので、仕事が忙しいお父さんも、最低この日だけは必ず同伴してくださいと重ねて説明がありました。

おわりに

最後までお読みいただきありがとうございました。

マレーシアでの妊婦検診の記録が以下のページに一覧になっていますので、この記事から読んでいただいた方は、是非これまでの記事もあわせて参考にしていただければ幸いです。

▼次回第8回目の妊婦検診の記録はこちら

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